【獅子舞祭り】
2025年5月5日(祝)、徳丸北野神社にて『獅子舞祭』が執り行われました。
当日はお天気にも恵まれ境内には多くの参拝者が訪れ賑やかな雰囲気の中、
徳丸北野神社 獅子舞保存会による力強い獅子舞と徳丸 四ツ竹踊り保存会による華やかな四ツ竹踊りが
奉納されました。
獅子舞は、お囃子に合わせてしなやかな動きで観客を魅了し、四ツ竹踊りは色鮮やかな衣装と
竹の音色が響き渡り神社に彩りを添えました。
・徳丸北野神社 獅子舞保存会による獅子舞 区無形民俗文化財
毎年5月5日に悪疫・災厄を祓い、一家の繁栄を祈って北野神社に奉納されている。
古くは、秋季大祭(9月19日)、雨乞い神事や、病気平癒祈願の際にも奉納されていた記録がある。
起源は明らかではないが、文化文政(1804~1830)の項における記事が、名主安井家文書でみられる。
獅子舞は、大獅子・中獅子・女獅子の三頭と花笠4人、笛で構成され、衣装はすべて木綿を用い、切袴に筒袖を付けて踊る。
現在伝えられているのは「平踊り」「笹踊り」「帯踊り」「花踊り」「花四つ踊り」「幕がかり」の6幕からなり、
殊に「笹踊り」は、大獅子が、笹に舞い狂って、笹を吞みにかかるが、喉につかえ苦闘する。笹は病魔厄災を表し、これを吞んで泰平を祈願する姿を表現していると云う。
また、「幕がかり」は、6幕の中でも最も勇壮で、力感あふれる踊りである。中央の幕を境に、苦悩と安住の世界が表現され、大獅子が悪戦苦闘の末に安住の世界に達する事を表している。
この獅子舞は「徳丸北野神社獅子舞保存会」の氏子等によって奉納されている。
・徳丸 四ツ竹踊り保存会による四ツ竹踊り 区無形民俗文化財
四ツ竹踊りは、往古農作業の合間に踊られてきたものである。
5月5日の獅子舞祭のおりに、併せて奉納される神事で、現在「徳丸四ツ竹踊り保存会」の氏子等により継承、奉納されている。